2020ドラフトオリックス・バファローズは、
コイツを指名しろ!
昨季に続き、今季も開幕から最下位に沈むオリックス。シーズン途中には西村徳文監督が退任し、中嶋聡監督代行が指揮を執るが、なかなか光明は見えない。常々、「選手は揃っている」といわれているだけに、キッカケさえあれば浮上するはず。ドラフトが、その「キッカケ」になるか!?
選手は揃っているのに…起爆剤になる男、求ム!
9月20日時点で5位西武に8・5ゲーム差をつけられての最下位……。そんな順位にいるのが不思議に感じられてしまうのが、近年のオリックスだ。山本由伸、山岡泰輔、吉田正尚といった侍ジャパンでも主力を張る選手を投打に擁し、先発陣には田嶋大樹、榊原翼といった将来有望な若手も控える。野手に目を移しても、高卒2年目で初本塁打を放った太田椋、育成から這い上がり、1軍デビュー初打席でいきなり本塁打を放った大下誠一郎など、育成面でも明るい話題が続く。
にもかかわらず、勝てない。戦力的には十分戦えるのだから、今必要なのは「起爆剤」だろう。新人にそれを求めるのは酷かもしれないが、そうなれる可能性を秘めているのが佐藤輝明(近畿大)だ。当たれば飛ぶのは間違いなく、1年目から確実性には目をつむり、たまに飛び出す京セラドーム5階席まで届く特大弾でチームを鼓舞する……。そんな画を描くことができるスケールの大きさを持っている。すでに巨人の1位指名が報道されているが「競合上等」でクジ引きで横からブン獲るくらいの熱い気持ちを、ドラフトで見せて欲しい。
その上で、将来的には外野のレギュラーを任せられそうな西川僚祐(東海大相模)を3位あたりで押さえておきたい。現在、チームの絶対的レギュラーは吉田正尚のみ。宗佑磨、中川圭太、佐野皓大、西浦颯大らが控えているとはいえ、どこまで伸びるかは未知数。上記4人が比較的「巧打・スピードタイプ」なのを考えても、186センチ、92キロの体躯から高校通算53発をかっ飛ばした将来の4番候補を獲得しておいて損はない。数年後には太田、佐藤と強力クリーンナップを形成することも不可能ではないはずだ。
西川僚祐【外野手】/東海大相模
186cm92kg 右投右打 遠投90m 50m6秒3
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「がっつり!プロ野球」27号 2020年ドラフト特集号
『インタビュー』
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『特集』
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・・・など今号も全ページ野球のウンチク満載です!!
公開日:2020.10.17