ケガとの闘いを乗り越えた左腕が好投!6回無失点で「勝負の年」に存在感を示す


6回無失点で「勝負の年」に存在感
9月6日、阪神対広島戦(鶴岡一人記念球場)に伊藤稜が先発投手として出場し、6回を無失点に抑える好投を見せた。
1回表に楠本泰史のタイムリーヒットで1点を先制すると、4回表には井坪陽生の2点タイムリーツーベースなどで3点を追加。
さらに7回表には、佐野大陽にタイムリーが飛び出し、6-0とリードを広げる。9回裏には、内野ゴロに打ち取る間に1点を失うも、広島のさらなる反撃を許さず、6-1で試合を終えた。
中京大中京高を卒業後は中京大に進学し、最速150キロ左腕として注目を浴びた伊藤稜。
2022年に育成ドラフト1位で入団するも、学生時代に故障した左肩の痛みが再発。オフに手術を受け、苦しい日々が続いた。
長いリハビリ生活を乗り越え、プロ3年目である2024年になってようやく打者相手に投球できる状態まで回復した。
今春に行われた紅白戦で1回を無失点に抑えるピッチングを見せると、藤川球児監督は「光って見えた」と評価。
昨年オフに契約更改を行った際には「来年は勝負の年」と発言した伊藤稜。将来の支配下登録へ向けて、アピールを続けている。