得点圏にランナーがいると誰よりも集中力がアップする坂本勇人
10月20日のヤクルト戦で坂本勇人は2安打を打ち、2000本安打まで残り17本となった。
決して会心の当たりという2本ではなかったが、それでもヒットにするのが技術力だろう。
唯一取った1点も坂本勇人のタイムリーヒットだった。
さて、今シーズンの坂本勇人は調子が良くないように見えるかもしれないが、決してそうではないと証明している数字がある。
それは得点圏打率だ。
10月21日時点でのセ・リーグ得点圏打率ランキングBEST3を見てみよう。
1位 坂本勇人(巨人)/0.368
2位 岡本和真(巨人)/0.357
3位 村上宗隆(ヤクルト)/0.355
ちなみに4位が松山竜平0.337だから、上位3人の成績が抜きん出ていることがわかる。
そして驚きなのが坂本勇人の通常打率は同じく10月21日時点で0.278なので「得点圏打率-通常打率=0.090」も差があることだ。
これは「大事な場面での集中力」がいかに優れているかが見てとれる数字だと思う。
ちなみにこの数字、岡本和真:0.74、村上宗隆:0.39となっている。マイナスの選手も多くいる。「選手の勝負強さ」を数字で見たいなら「得点圏打率-通常打率」を計算してみると面白い。
公開日:2020.10.21