26歳でトミージョン手術を受けた苦労人
引き分けを挟んで3連敗中の巨人を救ったのはサンチェスだった。
6回2/3を4安打の零封。
これで8勝3敗。この8勝という数字は戸郷翔征に並ぶチーム2位の勝ち星。もっといえば、戸郷翔征が5敗のところ、サンチェスは3敗と数字上の成績だけ見れば戸郷翔征よりもチームへの貢献度は高いと言える。
とはいえ、まだ巨人ファンにも「サンチェスの詳しいことを知らない」という人が多いのではないか?
ここで、詳しくご紹介しよう。
ドミニカ出身の30歳。2015年にアメリカ・3Aでデビュー。
しかし、翌2016年には26歳の若さでトミージョン手術を受け、丸一年プレーできていない。
2017年、パイレーツでメジャーリーグデビューをしたものの、目立った成績を上げられずに韓国に渡っている。
2018~2019年の2年間は韓国プロ野球リーグでプレーし、昨年は17勝5敗の好成績だった。
今年から巨人に入団。2年契約、年棒3億4000万円という投手陣では菅野に次ぐ高年棒。戸郷翔征の52倍だ。
金額が全てではないが、現状の成績ではまだまだ期待値未満。2桁勝利を期待したい。
公開日:2020.10.23