アジア女王の初戴冠!ハンドボールU-20女子、快進撃の裏側と世界への挑戦


ハンドボールU-20女子日本代表(ジュニア)が、ウズベキスタンで開催された第18回女子ジュニアアジア選手権で、見事初優勝という歴史的快挙を成し遂げました!この結果、来年の第25回女子ジュニア世界選手権への出場権を獲得しました。
今回は、チームをアジアの頂点へ導いた新井翔太監督のインタビューをお届けします。
🇯🇵 大会を戦い抜いた成長の軌跡
「大会をとおして成長する」ことをテーマに掲げた日本代表は、限られた準備期間の中、対戦相手の徹底的な分析を敢行。体格で勝るカザフスタン、イランを相手に苦戦しながらも、粘り強い戦いで予選ラウンドを2連勝でスタートしました。

大会開催地・ウズベキスタンでの新井翔太監督(写真右)
予選最終戦でライバルの韓国に敗れたものの、選手たちは「準決勝で中国に勝って、もう一度韓国と戦おう」と前を向きました。

ミーティングも重ね、選手たちとともに成長して頂点へ
圧倒的な強さを誇る中国を撃破!
準決勝の相手は、韓国よりも強いと感じたという中国。しかし、新井監督は急造の「3:2:1DF」をスタートから仕掛ける大胆な采配に出ます。これが功を奏し、中国の動きを封じ込めることに成功。7連取を奪うなど、圧倒的な強さで勝利を掴み取りました。
決勝で韓国にリベンジ!
そして迎えた決勝。予選での敗戦を糧に、徹底的に分析を重ねて臨んだ韓国との再戦です。試合は思うように得点できない苦しい展開となりましたが、勝負どころでエース中村真心選手がチームを救います。GK尾崎羽南選手の好セーブも飛び出し、見事2点差で逃げ切り勝利。アジアの頂点に立ちました。
世界への挑戦は、もう始まっている
新井監督は、アジア女王の座を獲得した喜びを語りつつも、すでに次の目標である世界選手権を見据えています。
「世界はフィジカルがものを言う」と語る新井監督は、選手たちに日々のフィジカル強化を訴え、チーム全体でのさらなる成長を促しています。また、サウスポーの発掘やユース世代との連携も急務とし、日本のハンドボール界全体を底上げする視点で、指導にあたっています。
今回の優勝は、選手たちの努力、スタッフのサポート、そして所属チームの指導者たちの尽力があってこそ。このチームから一人でも多く、女子日本代表「おりひめジャパン」へと羽ばたく選手が出ることを願っています。

アジア女王の初タイトルとともに凱旋した羽田空港で
アジアの頂点に立ったU-20女子日本代表の、世界の大舞台での活躍に期待が高まります。