伝統×最新技術の融合!山形発の創作歌舞伎が大阪・関西万博のオープニングを飾る

日本の伝統芸能が、テクノロジーで世界へ!

山形県庄内地方のエンターテインメント企業、株式会社AddWillが、2025年9月21日に開催される「PEACE DAY 2025@大阪・関西万博」のオープニングセレモニーの映像制作を担当することが決定しました。

同社が手掛けるのは「社会問題に挑むかぶき者 創作歌舞伎×プロジェクションマッピング」と題された独創的な作品です。これは、日本の伝統芸能である歌舞伎と、最新のプロジェクションマッピングを融合させた、まったく新しい舞台体験。地域に根ざした文化を、現代のテクノロジーで世界へ発信する、壮大なプロジェクトです。

山形県鶴岡市 善寳寺での過去公演より

庄内の文化を世界へ発信

このパフォーマンスは、地域が誇る歴史的・文化的資産をモチーフにしています。映像には「羽黒山五重塔」や「出羽三山の大鳥居」など、山形県庄内地方の象徴的な風景が数多く組み込まれており、地元への深い敬意が感じられます。

山形県鶴岡市 善寳寺での過去公演より

さらに、会場となるEXPOホール「シャインハット」の特性を最大限に活かし、床や天井、壁面など会場全体に映像を投影。演者の動きとプロジェクションマッピングが完全にシンクロする「没入型体験」を実現し、観客を物語の世界へと引き込みます。

地方創生の新たな形

株式会社AddWillは、プロジェクションマッピング事業を通じて、地方の文化資源に新たな価値を加え、活性化を目指しています。過去には荘内神社や加茂水族館などで同様の公演を行い、高い評価を獲得してきました。今回の大阪・関西万博での披露は、地方の企業が持つ創造性と技術力が、世界レベルのイベントで認められた証と言えるでしょう。

代表取締役の武田悠氏は、「ワクワクや驚きの実装」という理念を掲げ、今回の制作を通じてそれを具現化できたとコメント。日本の伝統文化が、新しい形で世界に発信される一助となればと期待を寄せています。

伝統と最新技術が融合した、この画期的なパフォーマンスは、日本のエンターテインメント界に新たな可能性をもたらすこと間違いありません。

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