疲れやストレスでも上がる血圧! 体が教える休息のタイミングとは【薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる】

「横になりたい」は血圧からのメッセージ?

血圧は一定ではなく、常に激しく変動しています。時間帯や日によって測定値が変わることは、みなさんも実感があるはず。1日の中で見てみると、活動がスタートする朝は高くなりやすく、体が水平になる睡眠中は最も低くなります。

また激しい運動をすれば、筋肉や脳にたくさん酸素を届けようと心臓がポンプ機能を高めるため、血圧が上がります。持久力が求められるマラソンなどで、試合後、選手が地面に倒れ込む姿が見られますよね。あれは体を水平にすることで、無意識に酸素供給の効率をよくしようとしているから。私たちも疲れたときには「少し横になりたい」と思いますが、血圧の観点から見ると非常に理にかなった動きなのです。

また緊張や不安などのストレスを感じただけでも血圧は上がります。これは危機的状況に備えてすぐに対応できるよう、心臓が「全身に酸素と栄養分を補給しておこう」とせっせとポンプを動かしているからなんです。

血圧は常に体や心の状態で変動する

血圧が上がるのはこんなとき

● 激しい運動をしているとき
→全身に酸素を届けようと頑張るため

● 起床したとき
→重力に逆らって脳や全身に血液を送るため

● 過度のストレスや不安を感じたとき
→危機的状況に備えるため

● ビルの高層階に上がったとき
→気圧の影響を受けて一時的に血圧が上がるため

● たくさん汗をかいたとき
→体内の水分が不足すると血液が流れにくくなり、心臓が頑張って血液を送り出そうとするため

心臓が臨機応変に血圧を調整してくれるお陰で、どんなときでも全身に十分な酸素や栄養が行き届くのです。


【出典】『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』著:加藤雅俊

【書誌情報】
『薬なし減塩なし!1日1分で血圧は下がる』
著:加藤雅俊


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