5四球も1失点と粘った高橋優貴
11月4日にマツダスタジアムで行われた広島カープとの一戦で、5回96球、5安打4奪三振5四球1失点と粘りの投球を披露し、今シーズン2勝目は逃すも日本シリーズ先発登板へ前進した高橋優貴。
高橋優貴は、5四球と安打で毎回走者を背負いながらも、5回1アウト満塁のピンチで、西川龍馬のショートゴロの間に奪われた1点のみと最少失点で切り抜け、勝ち投手の権利は得られなかったが、味方の逆転を信じ、マウンドを降りた。
5四球と制球に苦しみながらも、1失点の粘投を見せた高橋優貴に対し、宮本コーチは「優貴らしいといえば優貴らしい投球。粘り強く投げられているとは思う。ただ初球ストライク率。我が巨人軍投手陣全体のテーマではあるけれど、初球がとれないのはやはり厳しくなる。ストレートの強さはすごくいいのでそこからうまくスクリューにつなげてほしい」と話した。
高橋優貴自身も「内容的には先頭出塁、初球ストライクが取れないなど苦しい展開が多くなってしまった」と5回まで打者23人のうち、14人に初球ボールだった点を強く反省した。
反省点はありながらも原監督は「ボールの質は良かったね。良くなっている」と高橋優貴を評価し、日本シリーズ先発ローテ候補として期待を募らせた。
高橋優貴には課題となった制球を調整し、怪我で存分に力を発揮できなかったレギュラーシーズンの悔しさを日本シリーズで返してもらいたいものだ。
公開日:2020.11.05