奪三振率は菅野智之よりも上
今年の巨人で最も多くの試合で登板したピッチャーは誰か?
正解は46試合で鍵谷陽平だ。
昨年の交流戦明けに日本ハムから移籍してきた30歳の右腕。「令和初のトレード」ということで話題になったことを覚えている人も多いのではないだろうか。
鍵谷陽平は中央大学出身で、ロッテに移籍した澤村拓一の2年後輩にあたる。
多くの試合に投げるということは、原辰徳監督の信頼が厚かったことの証明であり、実際に防御率2.89、3勝1敗13ホールドという立派な成績だった。
また、注目すべきは奪三振率で9.64という非常に高い数字。これは9イニング投げたら9.64個の三振を奪うという数字なのだが、比較対象として菅野智之の奪三振率を紹介すると8.58。
いかに鍵谷陽平が三振の取れるピッチャーなのかということが分かっていただけるだろうか。ランナーのいる場面ではヒットでなくても、バットに当てられると点を取られるケースがあるのが野球なので、三振はチームにとって本当にありがたいのだ。
今週末から始まる日本シリーズでも、鍵谷陽平がソフトバンクのバッターから三振を奪う姿を期待しよう!
公開日:2020.11.17