コンディションを回復させる入浴のポイント
コンディションを回復させる入浴のポイントを確認しておきましょう。
《ぬるめ&長め》
全身の血流を促すためには、できれば20分以上ゆっくりと湯船につかるようにしましょう。あまりにもお湯の温度が熱いと長く入れないので、少しぬるめの温度(38〜40°C程度)に設定します。また炭酸を使った入浴剤を使用する場合は、ぬるめの温度であっても体感温度はさほどぬるいと感じることなく、長く入っていられるというメリットがあります。
《足湯&ふくらはぎを軽くマッサージ》
チーム単位でコンディショニングの一環として行う場合は、手軽に取り組める足湯などでも血流アップが期待できます。足湯を行う際にはくるぶしよりも高い位置までお湯につかれるようにし、冷水を用意して交互に入浴するとさらに効果的です。さらにお勧めしたいのが入浴時のふくらはぎマッサージです。足首から膝裏にかけて、気持ちいい程度の力加減で下から上に向けてふくらはぎをマッサージすると、ふくらはぎのポンプ作用をサポートし、末端から中枢に向けての血流が改善します。脚のむくみにも効果的ですし、体重を支えるふくらはぎの筋肉がほぐれることで、良質な睡眠にもつながります。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.09.26
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