【駅が美術館に】神戸の「山」と「海」をアートでつなぐ!地下鉄海岸線5駅で「KOBE SUBWAY MUSEUM」新企画スタート

神戸市営地下鉄・海岸線が美術館に変わるアートプロジェクト**「KOBE SUBWAY MUSEUM」が、2025年11月20日(木)から2026年1月18日(日)まで、新展示企画「KITANOVEMBER × KOBE SUBWAY MUSEUM」**を開催します。

本企画は、北野エリアの文化プログラム「KITANOVEMBER 2025」と連携し、神戸の山側(北野)と海側(海岸線)をアートでつなぐ画期的な試みです。

注目!神戸ゆかりのアーティスト作品が地下鉄駅に登場

通勤・通学、観光で利用する駅が、若手アーティストの発表の場に。神戸にゆかりのある鳥瞰図絵師や立体作家、ガラス作家など、個性豊かな6名の作品が5駅に展示されます。

展示駅アーティスト名主な作品・特徴
三宮・花時計前駅青山大介(鳥瞰図絵師)「みなと神戸バーズアイマップ2025 1.17特別版」など、鳥の目線で描いた都市の鳥瞰図。
旧居留地・大丸前駅みしまあきひろ自然のゆらぎや光から生まれる思い出や記憶を表現したアクリル画。
ハーバーランド駅谷正輝(美術作家)独自の制作理論「支持体論」に基づいたシリカやアクリル塗料を用いた立体・平面作品。
中央市場前駅浅山美由紀阪神・淡路大震災を転機に制作を始め、「生命の糸」など和紙と糸を用いた作品。
新長田駅吉田延泰/加藤千佳神戸市出身・在住のガラス作家2名による、繊細なガラス作品。

| 三宮・花時計前駅


「みなと神戸バーズアイマップ2025 1.17特別版」製図用ペン、デジタル彩色、ジークレープリント
青山大介(あおやま だいすけ)1976年生まれ。神戸市在住の鳥瞰図絵師(鳥瞰図とは、鳥の目線で上空から描いた絵のこと)。日本では数少ない都市鳥瞰図絵師として、神戸、東京渋谷、大阪梅田、姫路、函館などを描く。代表作は「みなと神戸バーズアイマップ」。

| 旧居留地・大丸前駅


「おもいでのにおい」アクリル、水彩色鉛筆、キャンバス
みしまあきひろ 1994年、神戸市生まれ。神戸市在住。
ゆるりらとした自然のゆらぎや光、重なりから生まれる思い出や記憶の表現。
絵画表現を「光を添える」と捉え、平面に限らず、時間や空間と共にある表現と余白の時間の探究を行う。

| ハーバーランド駅


「Graviternal #9」シリカ, アクリル塗料, 真鍮粉, 木製パネル
谷正輝(たに まさき)1989年神戸市生まれ、神戸市在住。静岡、京都での活動を経て、現在は神戸市へ拠点を移して運動療育・芸術療育を中心とした放課後等デイサービスを運営しながら、美術作家として国内外のギャラリーやアートフェアなどで活動を展開している。独自の制作理論「支持体論」をベースに立体・平面・映像・パフォーマンスなど、いくつかのメディアを横断して表現している。

| 中央市場前駅


「生命の糸」和紙、糸、マットメディウム、キャンバス
浅山美由紀(あさやま みゆき)1959年兵庫県生まれ。1995年の阪神・淡路大震災を転機にアート制作を始める。
近年は「愛おしいものたち」という作品を制作。「愛おしいものたち」とは、「いのち」、そして「いのち」を育むさまざまな出来事や光景のことです。それらが存在する多様性のある世界になってほしいという願いをアートワークを通して表現しています。
神戸六甲ミーツ・アート、下町芸術祭などの芸術祭や個展で幅広く活動を続けています。

| 新長田駅


「空瓶 -sky bottle-」 ガラス
吉田延泰(よしだ のぶやす)1978年 神戸市生まれ
2002年 近畿大学 芸術学科 ガラスゼミ 卒業
2005年 MA Contemporary Craft, University for the Creative Arts U.K.
2010年~ がらす庵 主宰
2015年~ 日英現代ガラス交流 Naked Craft Project 開始

| 新長田駅


「crumble」 ガラス
加藤千佳(かとう ちか)2018年 神戸芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科 総合アート&デザイン専攻 修士課程修了
2022年 神戸芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科芸術工学専攻 博士後期課程修了 [博士(芸術工学)学位取得]

駅のQRコードから作品を「その場で購入」できる!

この企画の大きな特徴は、単なる展示で終わらない点です。

駅構内に設置されたQRコードを読み込むと、日本最大級のアート専門ECサイト「Art Scenes」内の**「KOBE SUBWAY MUSEUM」ページ**にアクセスできます。展示作品はもちろん、展示アーティストの他の作品も購入可能であり、売上がアーティストに還元される仕組みが構築されています。

日常の空間でアートと出会い、その場で購入して支援できるという、新しいアート体験が神戸の地下鉄で実現します。

北野エリアとの連携「KITANOVEMBER 2025」とは

本企画と連携する「KITANOVEMBER 2025」は、神戸の異人館街や北野を中心に、さまざまな文化施設や団体が企画展示やイベント情報を集約・発信する地域文化プログラムです。

  • 会期: 2025年11月3日(月・祝)~11月23日(日)
  • 目的: 北野エリアを周遊しながら魅力を発見し、イベントや飲食を通じて交流を楽しむこと。

この冬は、地下鉄に乗って、アートの力でつながった神戸の山と海を巡ってみてはいかがでしょうか。2026年4月には、地下鉄海岸線全10駅へのアート展開が予定されており、今後の展開にも期待が高まります。

開催概要

  • 企画名: KITANOVEMBER × KOBE SUBWAY MUSEUM
  • 実施期間: 2025年11月20日(木)~2026年1月18日(日)
  • 実施駅: 三宮・花時計前駅/旧居留地・大丸前駅/ハーバーランド駅/中央市場前駅/新長田駅


PR TIMESより

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