東京都文京区が闇バイト対策に新たな一手。闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」を用いた情報リテラシー教育を区民向けに開始

株式会社 Classroom Adventure
増加する特殊詐欺・闇バイトから区民を守るため、文京区は防災危機管理課主導のもと、慶大初ベンチャーのClassroom Adventureと協力し、「レイの失踪」を用いた区民向け啓発イベントを実施





株式会社Classroom Adventure(本社:東京都中央区、代表取締役:今井善太郎)は、文京区(総務部防災危機管理課)と協力し、SNS等を介した犯罪被害や「闇バイト」への加担を防止するための「情報リテラシー啓発教室」を令和7年12月20日(土)午後2時から区民センターにて開催いたします。本教室では、実際のSNSをリアルに再現した擬似体験ゲーム「レイの失踪」を活用し、文京区民を対象に、ゲームを通じて犯罪の手口と回避策を学ぶ機会を提供します。



東京都内で増加する「闇バイト」
現在、東京都内ではSNSや求人サイトを悪用した「闇バイト」が深刻な社会問題となっています。警視庁の発表によると、闇バイトに関連する実行役として検挙される者の多くが10代・20代の若年層であり、中には「高額案件」「ホワイト案件」といった甘い言葉に騙され、犯罪被害に巻き込まれてしまったり、犯罪行為に加担させられる事例が相次いでいます

特に、特殊詐欺の被害額は依然として高く、強盗事件など「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による凶悪化も進んでいます。文京区とClassroom Adventureは、こうした被害から区民を守るため、従来の講義形式の「座学」にとどまらない、より実効性の高い啓発手法として本イベントの開催に至りました。

開催概要
日時:令和7年12月20日(土曜日)午後2時から午後4時

会場:文京区民センター 2-A会議室(文京区本郷4丁目15番14号)

対象者:区内在住の方(小中高生を中心とした若年層およびその保護者推奨)

定員:100名(事前申込制・多数の場合抽選)

参加費:無料

持ち物:スマートフォンまたはタブレット端末(1人1台推奨)

詳細・申込:文京区公式ホームページ(ページID: 12112) https://www.city.bunkyo.lg.jp/b009/p000240.html


体験型のゲームで学ぶ新しい防犯教育
「レイの失踪」は、リアルに再現されたSNS空間を舞台に、失踪した友人「レイ」が闇バイトに勧誘され、抜け出せなくなる過程を疑似体験するプログラムです。参加者は忠実に再現されたゲームの世界で、ストーリーを進めます。



このプログラムで身につく主なスキルは次の三つです。すでに全国100以上の教育機関での連携が進んでいます。
「狙われない」:どのような投稿が犯罪グループのターゲットになるのかを理解する。
「騙されない」:巧妙な勧誘手口や隠語を見抜くリテラシーを養う。
「ハマらない」:一度個人情報を渡すと抜け出せなくなる仕組みを擬似体験し、拒絶する勇気を学ぶ。