助っ人外国人列伝/ドミニカ編
日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち
今号の助っ人外国人列伝は、世界の野球選手工場として名選手を輩出してきたドミニカ共和国編。野球大国出身で実力派揃いの助っ人たちの活躍振りを振り返る。
退団した後も球団に貢献する実は献身的なプレーヤー!?
マウロ・ゴメス(阪神)
NPB通算3年:(2014-2016)
425試合 打率.270 65本塁打 260打点
マウロ・ゴメスは、2014年に阪神に入団し、1年目から大活躍。同球団の外国人選手としては初の開幕10試合連続安打を記録したほか、出場した全試合で4番に座り、109打点を叩き出してタイトルも獲得。ベストナインにも選ばれ、チームの日本シリーズ進出にも貢献した。安定感には欠けるが勝負強いという一見、相反するような特徴を持ち、史上最低打率の打点王誕生が噂されるなど話題も振りまいた。その後も2年間阪神でプレーしたが、1年目ほどの結果は残せずに退団。その際、交渉が決裂したことからしこりが残ると思われた。しかし、2018年オフには、現阪神のジェフリー・マルテとの契約交渉時に現地でのボディーガードを兼ねた案内役を務めたと報じられ、遺恨のないことが明らかになった。
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公開日:2021.01.02