何歳になっても野球は上手くなれる!?遅咲き選手列伝
日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち
誰もがすぐに才能を開花させる訳じゃない! 歳を重ねてから活躍した“燻し銀”の遅咲き選手をプレイバック!!
史上最年長盗塁王となった衰え知らずの球界の超人
糸井嘉男(日本ハム/オリックス/阪神)
●ココが遅咲き!
28歳でレギュラー獲得&35歳で盗塁王!
188センチ99キロという恵まれた体格と規格外の身体能力で、年齢を重ねるごとに進化してきたと言われているのが阪神の糸井嘉男だ。大学時代には投手として輝かしい成績を収め、自由獲得枠で日本ハムに入団した糸井だったが、プロ入りから2年間は投手としてまったく活躍することができず、3年目の春に外野手に正式コンバート。そこからまた2年間は2軍生活が続く。当時、稲葉篤紀、森本稀哲らライバルが活躍していた中で、1軍のレギュラーポジションを確保したのは28歳の2009年。ここから糸井の進化が始まる。同年にベストナインとゴールデングラブ賞を受賞すると、現在までにベストナイン5回、ゴールデングラブ賞は6年連続を含む7回獲得。そして何より、35歳となった2016年には史上最年長で盗塁王を獲得。まさに「超人」と呼ぶにふさわしいプレーで、今なお球史にその名を刻み続けている。
『がっつり!プロ野球27号』10月6日発売!!
公開日:2021.01.07