【対策と心構え】現場でハラスメントと感じたときに行うべきアクションとは?【訪問看護のアイデア帖】

ハラスメントを受けたら

「毅然とした態度で臨む」

ハラスメントと感じる言動があった場合、あいまいな態度を取るとエスカレートする可能性があります。

冷静に、毅然と対応する

感情的にならず、「それはおやめください」「困ります」「そのような言動はハラスメントに該当します」など、明確な言葉で拒否の意思を示しましょう。

記録と報告の徹底

ハラスメントがあった際は、可能な限り詳細な記録を残し、速やかに事業所に報告することが重要です。記録をもとに、すぐに事業所の責任者や管理者に報告しましょう。事業所は、あなたの安全を守る義務があります。事業所と連携し、必要に応じて今後の対応策(訪問者の変更、訪問頻度の見直し、警察への相談など)を検討してもらいましょう。

【記録する内容】

・いつ(日時)、どこで(場所)
・誰から(相手の名前や関係性)
・どのようなハラスメントがあったか(具体的な言動、セクハラであれば触られた場所など詳細に)
・その時の状況(他の人はいたか、周囲の音など)
・それに対してどう対応したか(「やめてください」と言った、その場を離れたなど)
・その時のあなたの気持ちや体調(不快だった、恐怖を感じたなど)

関係職種との連携と情報共有

訪問看護師だけでなく、ケアマネジャー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ヘルパーなど、療養者に関わる他の職種も同様のハラスメントに遭遇する可能性があります。横の連携を密にすることで、より効果的な対策が可能です。

【多職種連携会議などでの情報共有】

定期的な会議の場で、療養者や家族に関する懸念事項、特にハラスメントにつながる可能性のある言動について積極的に共有しましょう。他の職種からの情報も、事前にリスクを察知する上で非常に役立ちます。

【緊急時の連絡体制の確認】

ハラスメント発生時に、事業所だけでなく、必要に応じてケアマネジャーや主治医など、関係職種への連絡ルートや担当者を事前に確認しておきましょう。迅速な情報共有が、問題解決のカギとなります。

【共通認識と対応方針の確認】

関係職種間でハラスメントに対する共通認識をもち、発生してしまった場合の基本的な対応方針(誰に、いつ、どのように報告するかなど)を共有しておくことで、統一した対応が可能になり、療養者側への毅然とした態度にもつながります。

【出典】『看護技術の「不安」が「自信」に変わる!現場で役立つ!訪問看護のアイデア帖』著:星の砂

【書誌情報】
『看護技術の「不安」が「自信」に変わる!現場で役立つ!訪問看護のアイデア帖』
著:星の砂/監修:伊藤大介


【Amazonで購入する】

知っていれば看護にもっと自信がつき、毎日の看護がもっと快適になる「看護ハック」を集めました。

個人のご自宅に訪問し、1人で対応することの多い訪問看護の現場の悩みを解消します。

目からウロコのテープ技術、在宅環境で使える道具や代替品紹介などの実用的な情報から他職種との連携のコツ、訪問看護師の働き方のリアルまで看護の現場で頻繁に遭遇するけれど教科書には載っていない超実用的な訪問看護のコツと知恵を紹介します。

著者の星の砂さんは、自身が訪問看護師。Instagramフォロワー10万人。看護技術の「不安」が「自信」につながる情報を紹介しています。教科書では学べない看護現場で役立つスキルを中心に発信中で、子育て中のママナース。

明日からすぐに使える「看護ハック」は看護が快適になり、自信を持ってケアができるようになるテクニックばかりです。

すでに訪問看護師として働かれているかたはもちろんこれから訪問看護師と働くことをご検討中のかたにもおすすめしたいかゆいところに手が届く一冊です。

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります