在宅看護で役立つ洗髪ケアの実践テクニック! ケリーパッドの手作り方法も紹介【訪問看護のアイデア帖】

訪問看護の現場における処置「洗髪」

全身状態や療養者・介護者の希望でシャワー浴や入浴ができないケースでは、洗髪を行います。長期間、自宅で洗髪することになると思われるケースでは、ケリーパッドを購入してもらうことも検討しましょう。オムツを敷いての洗髪よりもケリーパッドを使った方が、泡をしっかりと洗い流せるためサッパリします。

やむを得ずの一時的に使用する道具なのか、継続的に行うケアなのかを考えて、支援を提案するといいでしょう。

手作りケリーパッド

ケリーパッドは市販されていますが、ここでは手作りする方法を紹介します。

①バスタオル2枚を重ね、くるくる巻いて棒状にする。厚さが足りない時は、フェイスタオルを足す

②両端を輪ゴムで止める

③U字型に整え、大きいビニール袋に入れて両端を洗濯バサミで固定する

できれば90Lのビニール袋がベスト。袋の端はバケツに入れる

④洗髪の際は枕を外し、頭部を看護師側の端に寄せるといい

ヘッドボードを外して行うのもいいでしょう

すすぎ湯を少なくする工夫

オムツやケリーパッドを用いた洗髪では、すすぎ湯を多くすると、オムツを何枚も使用したり、汚水バケツを何度も交換しないといけなくなったりします。そうすると、介護者の負担も増え、洗髪をしたがらなくなってしまうケースもあります。

シャンプーをしたら、乾いたタオルで泡を拭き取ってからお湯で洗い流すようにしよう。そうすることで、使用する湯量がかなり少なくて済むよ。

オムツを使う場合はずらしながら

オムツは、同じ場所で何度も洗い流していると吸水できなくなってきます。オムツを少しずつずらしながら洗髪しましょう。

使用後のオムツを片付ける際に、水がポタポタと滴り落ちてくることがあります。ベッドの周囲を濡らさないよう注意が必要です。

【POINT】

ベッド周囲や洋服を濡らさないように注意しましょう。更衣をする予定があれば、更衣前に洗髪をすると、襟元が少し濡れてもあまり気にしないで済みます。ケアの順番を検討しておくといいでしょう。

【POINT】

オムツを利用して洗髪することは、現場ではよくあるケースです。しかし、オムツの本来の使い方ではないため、療養者や介護者の了解を得ておく必要があります。人によっては、オムツを用いることに抵抗を感じることもあります。

【出典】『看護技術の「不安」が「自信」に変わる!現場で役立つ!訪問看護のアイデア帖』著:星の砂

【書誌情報】
『看護技術の「不安」が「自信」に変わる!現場で役立つ!訪問看護のアイデア帖』
著:星の砂/監修:伊藤大介


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