BMIで肥満度を知ろう
ダイエットを始めるときの指標となるのがBMI(Body Mass Index)です。これは自分の体重と身長を当てはめて割り出す体格指数のことで、1994年、肥満判定の国際標準としてWHOによって定められました。BMIが18.5〜25の「通常体重」の中でボディメイクをするのが理想とされ、実は世界に冠たる「やせ民族」である日本人は、「太っている」と悩んでいても、ほぼこの中に入ります。
BMI22が標準。体脂肪は平均を計る
BMIの計算式にあてはめてBMIを出してみましょう。B M I と体脂肪率のマトリックス表の「通常体重」の範囲ならば、肥満と関連の深い糖尿病や高脂血症にもなりにくいとされています。 もちろん「通常体重なのにぽっちゃり見える」「腹だけは出ている」という人もいるはず。脂肪は筋肉より軽く、体積をとるため、体重計だけでは「見た目太り」を反映できません。デジタルの体脂肪測定器に朝・晩、食前、食後と乗ってみて、だいたいの自分の平均を把握しておきましょう。体重そのものは、食事を抜けば簡単に減ります。まず水分が抜けるからです(下表)。体重と体脂肪の両方を管理して、減量していきましょう。
[25歳の男性を例にした人体の構成成分(%)]
[B M I と体脂肪率のマトリックス]
【書誌情報】
『運動効果を最大限に引き出す最強の食事』
著者:/森拓郎
運動している人、これから運動をしようとしている人のために、運動効果を最大限に引き出せる最強の食事法を紹介!ダイエット、ボディメイクなど、最短効率でカラダを変えるために必要な栄養素を5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン)の解説とともにひも解きます。賢く糖質と向き合い、余分な脂質をカットすることで、誰でも簡単にカラダは変わります。「せっかくやるなら効率よく、時間をかけずにダイエットしたい!」という方必見の一冊です。
公開日:2021.01.15