野手史上最長タイの山あり谷ありの野球人生
山崎武司/中日ドラゴンズ
通算成績25年:2249試合1834安打
403本 1205打点 打率.257
中日時代は星野仙一監督にも平気で噛み付き、当時、巨人戦での乱闘騒ぎではB・ガルベスにヘッドロックで応戦。その後移籍したオリックスや楽天でも歯に衣着せぬ発言と豪快なバッティングでファンを魅了した『ジャイアン』。その“表”とは裏腹に、1996年に39本塁打で初タイトル獲得するまでの下積みは実に9年。その後も2度の戦力外通告を経験した苦労人でもあった。特にオリックスを去ることが決定した2004年オフには引退を決意する状況まで追い込まれたが、愛息の願いもあって翻意。楽天での野村監督との出会いで「配球の読み」を学ぶと、40歳を目前に野球人生2度目のブレーク。アラフォーで絶頂期を迎えた山あり谷ありの野球人生で刻んだ「現役25年」は、野手史上最長タイ。偉大な数字である。
『がっつり!プロ野球27号』10月6日発売!!
公開日:2021.01.31