SPORTS TALK
- スポーツを通じたコミュニケーション -

  • HOME
  • SPORTS TALK
  • 「コーチャーは見るな。常に主導権を自分で持ちなさい。」と伝えていた一軍外野守備走塁コーチ時代《足のスペシャリスト・鈴木尚広オンライントーク》

「コーチャーは見るな。常に主導権を自分で持ちなさい。」と伝えていた一軍外野守備走塁コーチ時代《足のスペシャリスト・鈴木尚広オンライントーク》

「コーチの野球センス」はどこで見られる?

2020年7月19日、増田大輝が見せた神走塁を覚えている巨人ファンは多いのではないだろうか?

増田大輝は2塁にいた。丸佳浩が放った打球はセカンド横へ。DeNAの柴田竜拓が横っ飛びで好捕してなんとか外野に抜けるのは阻止して内野安打。そして、その内野安打の間に増田大輝は2塁から一気にホームまで帰ってきたのである。

あの走塁について鈴木尚広さんは「3塁を回った時点でホームに行くと決めていたからスピードが落ちなかった。その決断力が素晴らしい。」と評する。

そして、「あの時は3塁コーチャーなんて見ていなかったと思う」とも教えてくれた。

「コーチャーを見なくていいの」と思う人もいるかもしれない。ただ、それでいいのだそうだ。

鈴木尚広さんは2019年に巨人の一軍外野守備走塁コーチを務めた。

その時に選手たちには何を伝えていたのか教えてくれた。

鈴木尚広さんは「コーチャーは見るな。常に主導権を自分で持ちなさい。」と伝えていたという。

その理由は“コーチャーを見るとスピードが落ちるから”。

とはいえ、実際にはコーチャーは見るもの。

自分で主導権を持ちながら走ることで、意識として「常に次の塁に行けるようにスピードを落とさず走り、コーチャーが止めていた場合だけ緊急的に止まる」というベストな走塁が出来るという。

  • この記事を共有する!
芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内