「丘」を見る
手のひらには、「丘」と呼ばれる部分があります。わかりやすいところでは、手のひらを見た時にそれぞれの指のつけ根付近のふくらみが「丘」です。
丘は「木星丘」「土星丘」「太陽丘」「水星丘」「月丘」「金星丘」「第一火星丘」「第二火星丘」の8つの丘に分けられ、それぞれの丘には意味があり、その意味を覚えることが手相術をマスターする上でとても重要になります。
手のひらの真ん中部分は少しへこんでいると思いますが、その部分は「火星平原」と言います。手首付近にあり、ちょうど金星丘と月丘の真ん中に位置する場所を「冥王星国」と言います。
なぜ星の名前? と思う方もいるかもしれませんが、手相学は占星術との関係性が深く、そのため各丘に星の名前がつけられています。また、手は宇宙からのエネルギーを吸収するところでもあるので、星との関連性を一層強めていると考えられます。
丘の位置
丘を見るポイント
私がイメージするのは、広い宇宙のエネルギーが指先や手のひらから吸収されて、そのエネルギーが手のひらに小宇宙を作っていて、そこから脳に伝わり体全体にプラスのエネルギーが広がっていく感じです。
丘を見るポイントは、他の丘と比べてどの丘のふくらみが大きいかどうかです。ふくらみが大きく発達していれば、その丘の持つ意味が強くなり、生き方や考え方に良い影響が出たりします。性格や才能、適した仕事などを知ることもできます。
最初の頃は、なかなか丘を見るのが難しいようです。多くの人は、手のひらを広げすぎたり反り返しすぎて、ほとんど平らになってしまい、ふくらみがわからなくなってしまっています。丘を見る時のコツは、ほんの少しだけ手をすぼめて見ることです。さらに、すぼめた手を目と平行になるあたりまで持ち上げてみると、ふくらみがわかるようになります。
丘の意味を全て覚えることは、最初は難しいかもしれません。ふくらみ以外にも、線がどの丘から始まっているか、どの丘に達しているかなどによって、手相の意味も変わってきます。理解できるようになるまで、繰り返し見て頂きたいと思います。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.03.14
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