山川穂高がサク越え15発の好発進
2月2日に所沢のカーミニークで初の屋外フリー打撃を行った山川穂高は、53スイング振り込み、場外弾や5連発を含むサク越え15本のホームランを放つ豪快な初打ちを披露した。
右足首を痛めて不振に終わった昨季の雪辱を期す山川穂高は、「久々にしてはまあまあ。足(の状態)はいいと思います」。と初打ちとしては納得のいく内容だったと語った。
今シーズンのキャンプは、右足首の回復を優先するマイペース調整としながらも、「去年は(足の状態が悪く)なかなかフルスイングができなかったので、フルスイングできるフォーム、ホームランを打ち続けられるフォームを意識している」。と、フルスイングを続けても怪我をしない打撃フォームの改造に取り組んでいる。
楽天復帰の田中将大攻略法
田中将大が楽天からNLB・ヤンキースに移籍した2014年の入団に西武ライオンズに入団した山川穂高は、まだ公式戦での田中将大との対戦が一度もない。
対戦経験が一度もない日米通算177勝の田中将大に対し、「たぶん、(打つのは)無理だと思う」と“白旗”を掲げ、その上で山川穂高独自の田中将大攻略法として、「セーフティーバントとかして、足から崩していきたいですね。自分の良さを生かすのはそういうところ。普通に打っていたら、当たらないと思う」と体重103キロの巨漢ながら、足で翻弄すると明かした。
ジョークで足で翻弄すると言いながらも、田中将大から豪快な一発を放ってやろうと、心の中では思っていることだろう。
足で翻弄する姿ではなく、新打撃フォームで山川穂高には、田中将大から豪快な一発を放つ姿を期待したい。
公開日:2021.02.05