紅白戦2回完全、わずか15球締めの秋山拓巳
秋山拓巳は、2月7日の紅白戦に白組の先発として登板し、直球とカーブだけで、予定の2イニングを球数15球で打者6人を完璧に抑える2回無安打無失点の好投を見せた。
球数15球での最速137キロに対しては、不満が残ったようだが、「真っすぐも強くなっているので」と、キレや制球の良さには満足したようだ。
2回無安打無失点と完璧な投球を見せた秋山拓巳が開幕ローテーション入りへ着実に歩みを進めた。
「球速アップ」を今季のテーマに掲げる秋山拓巳
1月に京都で西武ライオンズの増田達至と合同自主トレを行った秋山拓巳は、体のひねりや胸の使い方などを参考に、直球の向上に努めてきた。
先乗り合同自主トレ中には梅野隆太郎から「強い回転で来てる」と球威ある直球を絶賛された。
直球とカーブだけで、2回無安打無失点の好投を見せた秋山拓巳の要因は、増田達至に助言され、改善した左足を踏み込んだ時の胸の張りを意識した投球ができるようになったことで球威が増した点にあるようだ。
昨シーズン、3年ぶりの2桁勝利となる11勝を挙げた秋山拓巳の更なる進化に、2017年に挙げた自己最多の12勝を上回る活躍を期待してしまう。
公開日:2021.02.08