北村拓己の犠牲フライで白組が勝利
2月8日、7イニング制で紅白戦を行った読売ジャイアンツ。
初回に紅組が大城卓三の犠牲フライで先制したが、その裏に北村拓己の犠牲フライで白組がすぐさま同点に追いついた。
3回には、白組は菊田拡和、平間隼人、松原聖弥の3連打などで無死満塁のチャンスを作り出し、再び北村拓己のセンターへの犠牲フライで勝ち、白組が2対1で紅組を下した。
紅白戦MVP獲得の大江竜聖
紅白戦で登板した投手は、白組は、井上温大、太田龍、堀岡隼人、谷岡竜平が登板し、紅組は高橋優貴、横川凱、田中豊樹、大江竜聖、桜井俊貴が投げた。
その中で、原監督が紅白戦MVPに挙げたのが、紅組の4番手として5回から登板した大江竜聖だ。
オフにウェートや体幹トレーニングで強化し3キロ増加してキャンプに臨んでいる大江竜聖は、お尻回りが大きくなり、下半身がしっかりしたことが安定感を身に付け、打者3人を12球で打ち取った。
ソフトバンクの嘉弥真新也の理想に挙げ、「真っすぐのようなスライダー。真っすぐに見えて打者が振ったらスライダー。そういうのを目指している」と握り方を丸々変えた改良中のスライダーを紅白戦で披露した大江竜聖は、先頭打者の重信慎之介への初球スライダーに手応えを感じた。
試運転ながら、改良中のスライダーを交え、重信慎之介から空振り三振、北村拓己をセカンドゴロ、岸田行倫をショートゴロに打ち取った大江竜聖は、ちょっとずつは良くなってきたかなと」と自信を覗かせた。
大江竜聖を紅白戦MVPに挙げた原監督からは「投げ方も立ち方も変わっていますね」。と、下半身の安定感と進化を遂げ始めたスライダーをしっかり評価した。
投手では新しい風として、井上温大や横川凱の名前がメディアを盛り上げているが、プロ5年目の大江竜聖も黙ってはいない。
開幕1軍を目指し、大江竜聖もアピールを続けている。
公開日:2021.02.09