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【巨人】シート打撃で無安打、2奪三振の圧巻のピッチングを披露した近未来エース候補とは!?

紅白戦雨天中止でフリー打撃に

巨人は2月14日、宮崎キャンプ最終日に3度目となる紅白戦を行う予定だったが、予報通り雨だった為、予定通りシート打撃に変更された。

紅白戦で先発する予定だった昨季9勝を挙げた戸郷翔征が室内練習場の木の花ドームでシート打撃に登板した。

キャンプ中に積極的にコミュニケーションを取っていた桑田真澄投手チーフコーチ補佐から受けた「外の真っすぐを意識して」との助言をもとに、外角中心に組み立てるピッチングを披露した戸郷翔征は、松原聖弥をサードゴロ、若林晃弘をレフトフライ、北村拓己と湯浅大を見逃し三振、2打席目の松原聖弥をレフトフライ、秋広優人をセカンドゴロと打者6人を相手に安打性の当たりはゼロ、2奪三振と圧巻のピッチングで無安打に封じた。

無安打ピッチングを披露した戸郷翔征は、全体的には「まだ桑田さんの教え通りにはいっていない」と話し、「もっと吸収できるように頑張りたい」と更なる進化へ向け、意気込んだ。

圧巻のピッチングを見せた戸郷翔征

シート打撃を無安打に終えた戸郷翔征のボールの中で、特に圧巻だったのが3人目の打者・北村拓己への初球だ。

外角低めのストライクゾーンいっぱいに投げ込んだボールは、キャンプ中盤ながら自己最速にあと1キロに迫る153キロを計測し、バックネット裏の2階観客席から視察していた原監督も思わず唸った。

戸郷翔征自身も「真っすぐは結構いい感じに走っていた。感覚的にはよかったです。この時期にしてはいい出来なのかな」とシート打撃の投球に関しては満足のいく様子だったが、キャンプの総括は「60点くらいかな。真っすぐもスライダーもフォークもまだまだ上にいける」と、自身の投球に慢心せず更なる高みを目指す。

近未来エースの筆頭候補として、今シーズン初の2桁勝利に向け、16日から坂本勇人らがいるS班と合流し、スタートする那覇キャンプで、どのような進化を遂げるか注目だ。

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