調整具合は順調の糸井嘉男
2月14日にチーム最年長となった糸井嘉男が今キャンプ初めて実戦形式となるシート打撃に臨んだ。
馬場皐輔、西純矢を相手に3打席に立った糸井嘉男は、馬場皐輔に対し空振り三振とセンターフライ、西純矢とは四球と安打性の打球はなかったが、体の状態やキャンプの調整具合の順調ぶりをアピールした。
ここまではサンズ、マルテとともに別メニュー調整が多い糸井嘉男だが、「1日1日を大事にしてやります」。と、次段階へのステップを踏んだ。
矢野監督から定位置獲り指令
通算1696安打、通算打率.300の実績がある39歳チーム最年長の糸井嘉男に対し、矢野監督は「レギュラーじゃないんだから、もう現状は」。と愛のあるゲキを飛ばした。
昨シーズンは右膝痛に苦しみ、2017年の加入後最少の86試合の出場に留まっており、ドラフト1位・佐藤輝明の加入などで糸井嘉男はレギュラー確約の立場ではなくなった。
定位置を奪いにいく立場になった糸井嘉男に対し、矢野監督は今後の春季キャンプでの実戦出場について、「(試合に)出たいんじゃなくて、出ないとでしょ。レギュラーじゃないんだから、もう現状は。嘉男だって、その気だろうし」。と積極的に試合に出場し、ルーキー佐藤輝明に負けない実績を残せと指令を出した。
外野はセンターの近本光司のみが当確で、「実績ある選手でも、サンズ、マルテという外国人選手でも、調整というよりは、これから結果も求められていく。現状、もう一回、奪い取るというか。嘉男も、その気持ちでやっている」と矢野監督が語った通り、あとは未定だ。
開幕スタメンを掴む為、ルーキー佐藤輝明に負けない“裸一貫”からの猛アピールが糸井嘉男には求められている。
公開日:2021.02.16