ソフトバンク2軍を1失点に抑えた井上温大
2月21日に行われたソフトバンク2軍と練習試合を行った巨人2軍。
原監督がダイヤの原石と期待を寄せる井上温大が、先発登板し、ソフトバンク2軍打線を相手に3回3安打1失点3奪三振で抑え、好投を見せた。
初回先頭の水谷瞬は3球で見逃し三振に切って取ると、2アウトから野村大樹も空振り三振に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。
しかし、続く2回、先頭の黒瀬健太にセンター前ヒットを許すと、井上朋也にレフト線へ先制タイムリーツーベースヒットを浴びたが、それでも続くピンチをしぶとく凌ぎ、追加点は許さなかった。
3回は1アウトから水谷瞬にライト前ヒットを放たれるも、後続を打ち取り無失点に抑え、3回3安打1失点3奪三振でマウンドをおりた。
井上温大が成長を遂げたワケ
2軍と言えども、力のあるソフトバンク打線を3回3安打1失点3奪三振に抑えた井上温大だが、原監督がダイヤの原石と期待を寄せるのには昨シーズンからオフにかけて取り組んできた努力がある。
オフに西武ライオンズの内海哲也の自主トレに同行し、「人生で一番きつかったです」と話すほど、徹底的に走り込みを行い、基礎体力向上に手応えを感じるトレーニングを積んできた。
基礎体力向上により、内海哲也からも褒められた直球にさらに磨きが掛かり、急成長を見せているのだ。
1軍では、今村信貴と田口麗斗、高橋優貴の左腕トリオの開幕ローテ争いが話題を呼んでいるが、井上温大がさらにアピールを続け、開幕ローテ争いに割って入る存在になれれば、さらに巨人投手陣の厚みは増しそうだ。
公開日:2021.02.22