新人王は誰の手に?2021
依然コロナ禍に見舞われ、混沌とするであろう今季。翻って、新人王レースの主役は、“豊作の大卒ドラ1勢”か!?、あるいは“前年ドラフトの目玉勢”が巻き返す展開になるか!?
パの本命は4球団競合最速155キロ左腕!
パの本命は、楽天のドラ1・早川隆久だ。チームにとってノドから手が出るほど欲しかった即戦力先発左腕を4球団競合の末、今季から指揮官兼任の石井一久GMが引き当てた。
3年秋までは“勝ちきれない投手”の印象が拭えなかったが、コロナ禍による自粛期間中の走り込みなどが奏功。真夏に行われた春季リーグ戦・明大戦では自己最速を4キロ更新する155キロをマークし、初完投。同秋初戦の明大戦では、先発全員含む自己最多の17奪三振で散発2安打1失点完投。
入江と、先発では初の直接対決を力でねじ伏せた。また法大戦では無四死球かつ13奪三振の快投で初完封するなど、見違えるような投球で、まさに無双状態。一転“ドラ1競合クラス”にまで上り詰め、実に5年振りとなるリーグ優勝の立役者となった。
背番号は球団創設期の大エース・岩隈久志(現マリナーズ特任コーチ) がつけた「21」に決定。チームとしては史上初となる新人王左腕誕生に期待したい。
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公開日:2021.03.25