太陽線
「太陽線」とは、薬指の下部にある太陽丘に現れる、またはそこに向かう線のことを言います。この太陽線は第2章で説明した「生命線・知能線・感情線・運命線」の主要線と同様、手相を見る上で、とても重要な線となります。この線からは、主に人生における幸福度や成功度、金運を知ることができます。
太陽線の基本の見方
薬指の下部にある太陽丘に向かって上昇する線は、どこから昇っていても「太陽線」と言います。太陽線は、人気線や成功線とも言われ、その人の名声・人気・金運・幸福度などを見ることができます。まず、太陽線があること自体が素晴らしいことであると認識してください。
太陽線からは、先天的に持って生まれた資質を見ることができます。けれども私は、運命線がその人の持つ現実的な社会での活動や運勢の変化・強弱を表しているのに対して、太陽線からは実際どのような現実になっているか、幸せをどのように感じられているか、などの結果を知ることができると考えています。
たとえば、運命線が良くても太陽線がないまたは弱々しい状態であれば、今現在は成功や幸せを感じられてない状況であり、楽しみはこれからという状態ですし、反対に運命線が弱々しくても太陽線がしっかりと刻まれていれば、予想以上に人気や評価が得られて経済的に豊かになったり、幸せな状況になることを示します。もちろん、運命線と太陽線の両方がしっかりと刻まれるのが理想的です。
太陽線を持つ人は、元々明るい性格の持ち主が多いのですが、常に自分自身が太陽のように明るくいること、その明るい光で周りの人を照らし温かくすることで、太陽線の恩恵を受けて、幸せな運気が次々と巡ってくる人です。また、太陽線は特に変化しやすい線でもありますので、今は太陽線がないとしても、人への感謝や大切にする気持ちを持って日々を過ごしたり、人を喜ばせることや社会奉仕をすることで、後天的にくっきりとした太陽線が刻まれてきます。ぜひ皆様には、この太陽線を100%活かして、自分の幸せな人生作りにつなげてほしいと思います。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.05.05