4年間の下積み期間を経てロッテの守護神に大変身
西野勇士:2008年育成ドラフト5位指名
2014〜2016年、計86セー ブを挙げたロッテの元守護神も高校時代は無印。富山県内では強豪の新湊高でプレーしたが、当時の最速は143キロ。千賀滉大(ソフトバンク) と同様、好素材でもこの球速帯の高校生右腕はどうしても育成の枠になってしまう。
ただ、まとまりのある投球が売りの西野勇士は徐々に頭角を現す。ブレイクのきっかけになったのは、プロ2年目から実戦で使用し始めたフォークだ。
ウイニングショットを作った結果、2年目から2軍での登板機会が与えられ、西野も安定した結果を残した。そして4年目の2012年11月、ついに支配下登録。秋の昇格は「来季から戦力」と認められた証だ。
その期待に応え、翌年は先発で9勝を挙げ、さらにフォークを見出されて守護神に配置転換。地道な下積みが実った。
公開日:2019.10.24