天理が13年ぶりの8強入り
3月25日の第2回戦で、2年連続25回目出場の天理(奈良)が4-0で2年連続5回目出場の健大高崎(群馬)を破り、奈良県勢では春夏通算140勝目とし、2008年の第80回大会以来となるベスト8に駒を進めた。
プロ注目の193センチ右腕、達孝太が最速148キロのストレートとフォークボールなどで、「強打破壊」の健大高崎打線を2安打8奪三振完封と快投を見せた。
1失点完投した宮崎商戦で161球を投げてから中4日で迎えた第2回戦もファウルで粘られることが多く3回までに50球を越えたが、要所は角度のある今大会最速となった148キロの直球を投げ込んで8三振も奪った。
2試合連続の完投勝利を挙げた達孝太は「完封出来たけど、フォアボールが多かった」。と反省するも、「今日は持ち味のストレートが思っているところに決めることができた」。と今大会最速となった148キロの直球の感触が良くなってきていることを明かした。
巨人・水野スカウト部参与は「真っすぐが力強い。角度があるし、いろいろな変化球が投げられる。スタミナは全然ある。(最終判断は)夏が終わってからになりますが、上位候補であることは間違いない」。と巨人・榑松スカウト部次長に続き、高評価を送った。
達孝太擁する天理は、3月28日8時30分(予定)より仙台育英と対戦する。
公開日:2021.03.26