今シーズン初勝利を掴んだスアレス
4月13日、神宮球場で行われたDeNAベイスターズとの一戦で、今シーズンいまだ未勝利のスアレスがマウンドに上がり、打者12人目まで一人の走者も許さず危なげない投球を披露し、6回2安打無失点、9奪三振の好投を見せ、今シーズン初勝利を掴んだ。
4回まで完全投球を披露したスアレスは、5回1アウト2、3塁のピンチを招くも冷静に対処して後続を断ち、6イニングを2安打無失点、9奪三振と先発の仕事を全うした。
今シーズン初勝利を掴んだスアレスは「しっかり先発としての仕事ができたと思う。守りにも救われ、攻撃陣の援護点がとても心強かった」。とチームの援護を賞賛した。
4回まで完全投球と好投を見せたスアレスに対し、高津監督は「味方が点を取ってくれるまでしっかりとした投球をしてくれると、野手も『先に(点数を取ろう)』という声がよく出ていたし、そういう気持ちが試合をしっかり引っ張れた要因かなと思います。あそこまでしっかり投げてくれたのは、よかったと思いますね」。と絶賛した。
本塁打セ単独トップに立った村上宗隆
「4番・三塁」で先発出場した村上宗隆は、5回に特大の6号3ランホームランを放ち、チームの勝利に貢献し、本塁打セ単独トップに立つ活躍を見せた。
2点リードで迎えた5回1アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った村上宗隆は、カウント3-1で、大貫晋一の真ん中に入ったチェンジアップを振り抜き、ライトスタンド上段に突き刺す特大の6号3ランホームランを放った。
大貫晋一との昨季対戦成績を14打数6安打4本塁打5打点と得意とする相手から1発を放った村上宗隆は「打者有利なカウントだったので思い切って迷わず打ちにいきました。完璧でした」。と笑顔で答えた。
勝利を決定づける1発を放った村上宗隆に対し、高津監督は「なかなか絞りづらい投手で、何回かやられた球種をしっかり捉えることができたのかな、という感じがします。彼だけじゃなくて他の打者もよく打ちづらそうにしていた。すごく難しい球だとは思うんですけど、いいスイングをしたと思います」。と語った。
この1発で今シーズン6本目のホームランとした村上宗隆は阪神タイガース・サンズを追い抜き、本塁打争いセ・リーグ単独トップに立ち、打点争いでも15打点とサンズに並ぶトップタイに躍り出たにも関わらず、村上宗隆自身は「自分の中で調子良いなという感じではない」。とまだ本調子のバッティングではないと語った。
未だ本調子ではないにも関わらず、本塁打争いトップ、打点争いトップタイに名を連ねる村上宗隆が、本来のバッティングになった時、何発の本塁打を放つのか期待が高まる。
公開日:2021.04.14