4スタンス理論における陸上競技[円盤投げ]での最適なターンからリリースとは!?【廣戸聡一ブレインノート】


陸上競技 [円盤投げ]競技別解説
遠心力より「面の入れ替え」で投げる
円盤投げは、遠心力や回転力を使って投げているとイメージされがちですが、実際には面の入れ替えによって円盤をリリースしています。円盤を振る加速度を得ようと、身体の正面から円盤が遠くにいくイメージが強くなるほど、実際には円盤が身体から離れてコントロールが難しくなってしまいます。また、腕をスウィングするという意識が強いと、握力が耐えられなくなることもあります。ですから、体幹をしっかり使うことで面を入れ替え、最終的には身体の正面で、自分が狙ったところにリリースすることが大切です。自分の軸線上に構えて面の入れ替えで投げる(押し出す)という点では、砲丸投げのイメージとよく似ています。砲丸投げの場合は縦方向に押し出していますが、円盤投げでは水平方向に投げるイメージです。

競技の起源
円盤投げは投擲種目の中でもっとも古い歴史を持つ。その起源は、古代の兵士が川を渡る際、重量を減らすために盾を対岸に投げたことだと言われ、競技としては古代オリンピックから行われていた。近代オリンピックでは、男子円盤投げは第1回アテネ大会から、女子は1928年のアムステルダム大会から正式種目に採用されている。
ターンからリリース
【A】高い重心で回転動作
肘をしっかりと伸ばし、重心(腰の位置)が高い状態で回転動作を行う。ターンの途中にはあまり上下動しない。回転速度に対しては、比較的早めにコンパクトにまとめ、つま先部分を中心に意識すると、より速い回転を生み出しやすくなる。完全にブロックして投げるという動作ではなく、回転の途中で円盤を離す意識で行うほうが振り切りやすい。

【B】低い重心で回転動作
肘は軽く伸ばし、重心(腰の位置)が低い状態で回転動作を行う。踏み込みが強いため、円盤の軌道がターンの途中に上下動しやすい。回転速度に対しては、ゆっくりと1回転1回転を確認するような意識で、かかとを中心に力強く回転するとよい。リリース時にはしっかりと身体全体でブロックをし、円盤を下から上へと投げ出す方向へ送り込むように投げるとよい。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一
「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!
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