3安打1失点と好投を見せた阪口皓亮
4月18日に横浜スタジアムで読売ジャイアンツとの一戦で、4日の広島戦でプロ初勝利を手にした阪口皓亮がマウンドに上がり、初回に最速となる154キロをマークするなど、150キロ超の直球を連発して3者凡退で好発進するなど、5回87球を投げて3安打1失点と好投を見せるも、勝ち星は得られなかった。
初回を三者凡退で切り抜けた阪口皓亮は2回2アウト1、2塁から吉川尚輝にセンター前タイムリーヒットを許して先取点を献上し、3回は高く上がったフライを強く吹いていた風の影響もあって大和が捕球できず、ノーアウト2塁のピンチを背負うも、坂本勇人、梶谷隆幸、岡本和真を3者連続の遊ゴロに抑えて追加点は与えず、ピンチをしのぎ、4、5回も四死球が与え、走者を背負ったが無失点で切り抜けた。
3安打1失点と好投を見せた阪口皓亮は「調子自体は悪くなく、指にかかっているボールが多かったです。立ち上がり良かったですが、2回に先制点を与えてしまい、チームに良い流れを作ることができなかったことが反省点です。次回登板では先制点を与えず、いい流れを持ってこれるような投球をしたいです」。と振り返った。
三浦大輔監督は一挙6点を奪われた6回については「あそこは(上茶谷に)何とか乗り切ってほしかった。2死まできて暴投で。力が入り過ぎたかなと思う。結果としてあそこが大きかった」。と話したが、そこまでの上茶谷大河の好投に対しては「1球1球気持ちを込めて投げていた。先制はされたけど、両コーナーに投げて踏ん張っていた」。と評価した。
タイムリー内野安打で初打点を挙げたオースティン
「3番・右翼」で先発出場したオースティンが、巨人4番手・中川皓太からタイムリー内野安打を奪い、チームの9連敗を阻止し、巨人の7連勝を阻止する意地の一打を放った。
7回1アウトから今村信貴のフォークをレフトスタンドへたたき込む今季1号ソロホームランを放ち、「低めの球だったが、うまく捉えることができた」。と振り返る反撃の狼煙を上げる一発をソトが放った。
その勢いを受け、1点を追う8回、代打嶺井博希が死球で出塁すると、桑原将志の犠打、宮崎敏郎の進塁打となる一ゴロで2アウト3塁のチャンスを作ると、オースティンが三塁線へのゴロで全力疾走し、タイムリー内野安打を巨人4番手・中川皓太から奪い、執念で同点に追いついた。
来日後の隔離期間後に実戦で調整することなく1軍に合流していたソトとオースティンが、ともに4試合目の先発で初打点を挙げた。
8連敗を止めることはできなかったが、三浦監督は「状態は上がってきている。あと一歩だったが、追い付けたのは大きい」。と前を向いた。
公開日:2021.04.19