開幕4戦4勝の高橋優貴
4月22日に東京ドームで行われた阪神タイガースとの一戦で、開幕から3連勝中の高橋優貴がマウンドに上がり、序盤は制球が乱れるなど、苦しみながらの投球も、好調阪神打線に得点を許さず、途中出場の北條史也に2ランホームランを被弾するも、6回105球6安打3奪三振4四球3失点で、開幕から4試合連続QS(6回以上で自責3以下)を達成し、ハーラートップタイの4勝目を挙げ、球団左腕の開幕4戦4勝は、2010年の内海哲也(現・西武)以来の快挙となった。
初回、先頭打者の近本光司にいきなり二塁打を許し、ピンチを背負った高橋優貴だったが、その後2アウト満塁のピンチを招くも佐藤輝明をセンターフライに抑え、難を逃れると、3回は2アウト1、2塁のピンチでまたしても佐藤輝明との対戦で今度はレフト前へのタイムリーヒットをを許したが、最少失点でしのぎ、4、5回と無失点で切り抜けたが、6回2アウト1塁から途中出場の北條史也に2ランホームランを放たれるも、6回6安打3奪三振3失点で勝利を掴んだ。
ハーラートップタイの4勝目を挙げた高橋優貴は「今日は本当に野手の方に助けられっ放しで、反省する点が多かった」。と変化球の制球がイマイチだったことなど反省の言葉を口にした。
高橋優貴の投球内容に原監督は「ヒヤヒヤはありましたよね。粘り強く3点に抑えたというところは成長の跡が見えるっていうところでしょうね」。と評価した。
打率3割に乗せた松原聖弥
「1番・中堅」で先発出場した松原聖弥が、初回から2打席連続ヒットを放ち、巨人の猛攻を呼び込み、勝利に大きく貢献した。
初回、先頭打者で打席に立った松原聖弥は、阪神タイガース先発の秋山拓巳の4球目137キロのストレートをレフト前にはじき返し、出塁すると、岡本和真のタイムリーツーベースヒットの間にホームへ生還し、先制のホームを踏んだ。
松原聖弥の先頭打者ヒットから流れに乗り、勢いが止まらない巨人打線は2回にも先頭打者の吉川尚輝がソロホームランを放った直後に打席に立った松原聖弥が内野安打で出塁すると、坂本勇人が秋山拓巳の4球目137キロのストレートをライトスタンド上段に運ぶ特大の2ランホームランを放ち、2回までで一気に6得点と阪神タイガースを突き放した。
2打席連続ヒットを放った松原聖弥はこの試合3打数2安打とし、打率をついに3割に乗せた。
本日23日から丸佳浩、中島宏之、若林晃弘、ウィーラーが1軍に合流することを原監督が明言し、「チーム状況が良い状態で来るわけですから。彼らも緊張感を持ってゲームに臨んでくれると思います」。と語ったことでレギュラー争いが更に激化することは間違いない。
しかし、丸佳浩、中島宏之、若林晃弘、ウィーラーが離脱している中、しっかりと結果を残し、不動の1番として低迷していた巨人打線を引っ張ってきた松原聖弥を原監督もスタメンから外すわけにはいかないだろう。
阪神に連勝し、勢いに乗る巨人打線が主力陣の復帰でどのような打線を組むのか注目だ。
公開日:2021.04.23