3回10安打6失点で降板した秋山拓巳
4月22日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツとの一戦に、今季3勝目を目指す秋山拓巳がマウンドに上がったが、初回、2回と各3点ずつの6失点と序盤から巨人打線に打ち込まれ、3回10安打6失点と投手陣ワーストの10安打で先発陣初となる5回以内での降板となった。
初回、先頭打者の松原聖弥にレフト前ヒットを放たれると、梶谷隆幸にセンター前ヒットを許し、1アウト1、3塁のピンチを招くと、岡本和真に2点二塁打を浴び、先制を許すと、巨人打線の勢いを止められず、重信慎之介にもレフトへぽとりと落ちるタイムリーヒットを許し、3失点すると、2回には先頭打者の吉川尚輝にライトスタンドぎりぎりに入る本塁打を浴び、さらには1アウト1塁の場面で坂本勇人に2ランホームランを許し、3失点と合わせて2回までに6失点と巨人打線の一発攻勢を止めることができなかった。
試合前まで防御率1.80と抜群の安定感を誇っていた秋山拓巳は、「今日はすごく悔しい結果になってしまいました」。と悔しさを噛み締めた。
矢野監督は「3点、3点というのはあまりにも重かった」。と振り返った。
2本のフェンス直撃のツーベースヒットを放った近本光司
巨人打線の一発攻勢で2回までに6失点を奪われる中、近本光司が「1番・中堅」で先発出場し、巨人先発の高橋優貴から2本のフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、打撃復調をアピールした。
初回、先頭打者の近本光司が巨人先発の高橋優貴の4球目122キロのスライダーを捉え、フェンス直撃のツーベースヒットを放つと、4回にも高橋優貴の3球目142キロのストレートを捉え、またしてもフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、阪神タイガースの攻撃の口火を灯した。
前日には畠世周から先頭打者ホームランを放ち、この試合もあわやホームランかという当たりのフェンス直撃のツーベースヒットを2本かっ飛ばし、近本光司本来の打撃が戻ってきた。
巨人には2連敗したが、本日23日から甲子園に戻り、行われるDeNAベイスターズとの対戦で近本光司がどのようなバッティングを披露し、阪神タイガース打線を引っ張るのか注目だ。
公開日:2021.04.23