クラシック第1戦が終わり、今週は古馬長距離決戦の「天皇賞(春)」が開催される。
今年は京都競馬場の改修工事に伴い、27年ぶりに阪神競馬場で開催される。
そのため、今までとレース傾向が変わるのか気になるところであるが、阪神競馬場での3000mを超えるレースは阪神大賞典と松籟ステークスしかない。
さらに松籟ステークスは、天皇賞(春)のために事前に同距離レースを行うために組まれたため、2021年しか実績がない状況である。
そうなると実質使えるデータは、阪神大賞典のみとなる。
そこで阪神大賞典の過去10年を紐解いてみる。
ステイゴールド産駒が強く4勝、次いでハーツクライ産駒が2勝。
ただ今年のメンバーを見てみると、頼りになるステイゴールド産駒は1頭もいない。また、ハーツクライ産駒も重賞実績がない⑩ゴーストのみと軸にしづらい。
やはり、阪神大賞典のデータだけでは少ないので、各産駒による芝3000m以上の成績を紐解いてみた。
5頭出走/ディープインパクト産駒→勝率8% 連対率21% 複勝率33%
3頭出走/オルフェーヴル産駒→勝率15% 連対率23% 複勝率31%
2頭出走/キングカメハメハ産駒→勝率5% 連対率12% 複勝率17%
1頭出走/エピファネイア産駒→勝率0% 連対率100% 複勝率100%(該当馬が1頭のみ)
1頭出走/スクリーンヒーロー産駒→勝率0% 連対率0% 複勝率20%
1頭出走/ダノンシャンティ産駒→勝率0% 連対率0% 複勝率0%
1頭出走/キズナ産駒→勝率33% 連対率33% 複勝率33%(該当馬3頭のみ)
1頭出走/ディープブリランテ産駒→勝率33% 連対率33% 複勝率66%(該当馬2頭のみ)
1頭出走/ワークフォース産駒→勝率0% 連対率0% 複勝率0%
1頭出走/ハーツクライ産駒→勝率7% 連対率24% 複勝率33%
並べてみるとオルフェーヴル産駒の成績が良い。ディープインパクト産駒も悪くはないが1着よりは2,3着で押さえたい数字である。
その他、エピファネイア産駒、キズナ産駒、ディープブリランテ産駒は出走数が少ないため信頼しづらく、スクリーンヒーロー産駒、ダノンシャンティ産駒、ワークフォース産駒は馬券から切っても良いデータとなった。
果たしてステイゴールドの血を引くオルフェーヴル産駒から天皇賞(春)を制する馬が誕生するのか!?
出走は、5月2日 阪神競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2021.04.30