逆転の8号満塁ホームラン放った佐藤輝明
5月2日に甲子園球場で行われた広島カープ戦に、「4番・三塁」に抜擢され、阪神第107代4番として先発出場した佐藤輝明は、5打数2安打5打点1HRと4番の仕事を全うする5打点を稼ぎ出し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
2点を追いかける5回ノーアウト満塁のチャンスの場面で打席に立った佐藤輝明は、カウント2-2から野村祐輔の5球目129キロのチェンジアップに泳がされながらも、すくい上げ、スタンド中段に突き刺さる逆転の8号満塁ホームランを放ち、一気に試合をひっくり返した。
逆転の8号満塁ホームランを放った佐藤輝明は「打って、チームが勝ったので一番最高。4番はチャンスで回ってくることが多いので、最高の結果を出すことができてよかった」。と振り返った。
矢野監督は「4番は体験入部、経験(としながらも)、ファンの人の記憶に残ることやビックリするようなことが起こせるというのは、何か持っている」。と非凡な才能を絶賛した。
1軍昇格間近のロハス
三塁守備でも軽快な動きを見せ、攻撃と守備で素晴らしい活躍を見せた佐藤輝明のおかげで、2軍で2試合連続のホームランを放ち、1軍昇格へアピールを続けている新外国人ロハスの1軍昇格に矢野監督も意欲を見せている。
矢野監督は「誰かが休む時にどこかにはめられるということになるんで」。と、新外国人ロハスが1軍に合流した場合、大山悠輔、サンズ、マルテも含めた大砲5人で1塁、3塁、左翼、右翼の4ポジションをやりくりする考えを示した。
2軍調整中の新外国人メル・ロハス・ジュニアが8日のDeNAベイスターズ戦から合流となれば、助っ人野手3人となり、助っ人野手3人の同時出場もあり得る。
井上コーチは「その辺はコーチ陣と監督が話し合って。みんなが調子よかった場合に、オーダーを決める時によい悩みでありたい」。と助っ人野手3人の同時出場も前向きに検討する構えだ。
佐藤輝明、大山悠輔、サンズ、マルテにロハスが加わることで、競争が更に激化し、チーム全体の底上げに繋がることを期待したい。
公開日:2021.05.04