4試合連続の無失点投球中の野上亮磨
5月16日に東京ドームで行われた阪神タイガース戦に、5番手で登板した野上亮磨は1回14球無安打2奪三振の好投で今シーズンの防御率を「1.65」に良化させた。
1点を追いかける7回からマウンドに上がった野上亮磨は、先頭打者の山本泰寛のバットをへし折り、三ゴロに打ち取ると、続くマルテを見逃し三振、佐藤輝明を空振り三振に切って取り、4試合連続となる無失点投球を披露した。
15日には9回1アウト満塁のピンチの場面で登板した野上亮磨は、マルテを遊ゴロに仕留め、2019年以来のセーブをマークしていた。
4試合連続の無失点投球中の野上亮磨に対し、宮本投手チーフコーチは「野上は本当に頑張ってくれているし、高梨もカギ(鍵谷)も(中川)皓太もみんなでやってくれている。大江も良いし、今日はバタバタしたけども戸根も使えるメドが立った。(田中)豊樹にしても今日みたいなピッチングをすると、(今後は)いいところで使えるようになると思う。リリーフ陣が今、皆一緒になって「1TEAM」でやってくれている。私にとってもすごく非常に喜ばしい部分。デラが帰ってくるまで何とか皆で協力してやっていけれけば」。と守護神のデラロサが離れている中で、一致団結して戦っている投手陣全員を賞賛した。
野上亮磨は2019年10月にジャイアンツ球場で左アキレス腱を断裂し、手術を受け、昨年6月に実戦復帰を果たし、今季完全復活へ2軍で調整を行い、足の違和感で出場選手登録を抹消された菅野智之に代わり、605日ぶりとなる1軍公式戦での先発を果たすなど、ここまで8試合に登板し、0勝1敗4H1S、防御率1.65の好成績を残している。
原監督も4試合連続の無失点で防御率1.65とナイスピッチングを続ける野上亮磨の完全復活を示す活躍を絶賛している。
守護神デラロサの離脱の穴を埋める活躍を見せる野上亮磨が引き続き、巨人リリーフ陣を牽引する活躍を見せてくれるのか注目だ。
公開日:2021.05.18