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とうがらしのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【とうがらし】体が温まると、気分もよくなるカプサイシン効果


●食べるだけではなかった、先人の知恵
体を温める代表とも言えるとうがらしは、強烈な辛み成分であるカプサイシンを多量に含んでいます。これはアルカロイドの一種で、特に果皮に多く含まれていて、食欲増進、血液の循環促進などのほか、カビ止めや殺菌作用もあります。日本では七味唐辛子として知られていますが、これは陳皮(みかんの皮)、ごま、芥子(ケシの実)、麻(アサの実)、山椒、菜種にとうがらしを加えたもので、そばやうどんにかけて食べると食欲が増し、消化吸収をよくします。

また、速攻で体が温まり、心身ともに気分がよくなります。とうがらしの保温効果は古くから活用されており、昔は布に包んだものを靴に入れたり、腹巻の中に入れたりと、カイロの替わりにしていた、と言われています。

【Point】空腹時には少量から食べて!
体が温まるからといって、空腹時に急激にたくさん食べると刺激が強すぎて消化器にダメージを受ける恐れアリ。

保存方法

●少量しか使わない場合は、乾燥が便利
生の場合は密封袋に入れて冷蔵庫で保存します。保存期間は1週間ほど。1週間過ぎると変色してきます。長期保存したい場合は密封袋に入れて空気を抜き、冷凍することがおすすめ。2か月ほど持ちます。乾燥の場合、袋を開けたら密封袋か密閉容器、ビンなどに入れ、乾燥剤も加えれば常温で3か月以上保存可能です。

おすすめの切り方&調理方法

●激辛好きなら、種ごと調理します
とうがらしには生と乾燥があります。生の場合は輪切りや、すりつぶして使います。他の具材と一緒にフードプロセッサーなどで粉砕してもOK。乾燥したとうがらしは、半分にちぎるか輪切りにします。煮込み料理などには丸ごと、少し切れ目を入れて投入しても。炒める場合、辛みを軽減させたいなら種を捨て、皮だけを使用します。

・輪切り/炒め物など
・ちぎる/煮込み、ピクルスなど

おすすめの食べ合わせ

●とうがらし+オリーブオイル
オリーブオイルにカプサイシンを抽出して炒め物などに。

●とうがらし+トマト
カプサイシンとリコピンで血行を促進し、ダイエット効果あり。

とうがらしメニュー例

レッドタイカレー、アラビアータ、なすとピーマンのピリ辛炒め、野菜の焼きびたし、麻婆豆腐、鶏とカシューナッツ炒め、漬物、きんぴらごぼうなど。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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