今シーズン初の猛打賞を記録した中谷将大
5月26日にウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦で、「6番・DH」で先発出場した中谷将大は、4打数3安打と今シーズン初の猛打賞を記録し、1軍昇格へ大きなアピールをした。
2回2アウト走者なしの場面で打席に立った中谷将大は、ソフトバンクホークス先発の二保旭の初球142キロのツーシームをセンター前に落ちるポテンヒットで出塁すると、5回には二保旭の6球目の141キロのツーシームをレフトへ弾き返し、フェンス直撃のツーベースヒットを放ち、片山雄哉の2ランホームランを呼び込むと、7回にも二保旭の6球目の124キロのスライダーを捉え、高山俊のタイムリーヒットを呼び込んだ。
1軍の熾烈極める外野手争いに割って入るべく4打数3安打と今シーズン初の猛打賞を記録した中谷将大。
今シーズンは2軍戦36試合に出場し、打率.246、3本塁打、14打点と結果を残している。
1軍では現在、近本光司、佐藤輝明、サンズがスタメン出場し、陽川尚将、糸井嘉男など、出場機会を与えれば結果を残す強力なバックアップメンバーが控えており、簡単には1軍外野手争いに割って入ることは難しい。
しかし、中谷将大には2017年に1軍で20本塁打放った実績と経験を兼ね備えている。
矢野監督も中谷将大の今シーズン初の猛打賞の活躍に、1軍昇格へ興味を示していることだろう。
中谷将大にチャンスが訪れ、1軍に昇格した場合は、少ないチャンスをしっかりとものにする結果が求められてきそうだ。
公開日:2021.05.27