わずか3球で巨人最大のピンチをしのいだ高梨雄平
5月26日に東京ドームで楽天イーグルス戦で、鍵谷陽平に代わり3番手で登板した高梨雄平は、わずか3球で0.2回を無安打無失点の好投で、巨人のピンチをしのぎ、交流戦2連勝に大きく貢献した。
3点リードで迎えた8回、巨人先発の高橋優貴が1アウト1、2塁としたところで降板し、2番手・鍵谷陽平が浅村栄斗を四球で歩かせ、満塁としたところで、鍵谷陽平に代わり、3番手でマウンドに上がった高梨雄平は、島内宏明を2球目145キロのストレートでレフトフライに打ち取り、岡島豪郎を初球129キロのスライダーでサードゴロに仕留め、巨人最大のピンチをしのいだ。
わずか3球で巨人最大のピンチをしのいだ高梨雄平は「(高橋)優貴の勝ちを横浜で消してからずっと彼に勝ちが付いてなかったので、きょうは何とか最高にしびれる場面で登板があったので、抑えたいなっていう気持ちで上がりました。相手も古巣ってこともありましたし、そんなこと考えている場面でもなかったんですけど、とにかく自分にできる最善を尽くすっていうことで、しっかり腕を振って投げることができたかなと思います」。と自分の役割を全うし、高橋優貴に勝ち星を与えられたことを喜んだ。
高梨雄平のピッチングに原監督は「いやいや、もう。あのへんになるともう神がかり的な…ね。見事ですね」。と絶賛した。
この試合で、連続無失点記録を6試合に伸ばした高梨雄平は、防御率0.69と抜群の安定感を見せている。
抜群の安定感で自分の役割を全うする高梨雄平は「本当にしびれる場面でたくさんここまで起用していただいているので、そこを。まだまだ上のポジションもありますし。自分としてはそこを狙うっていうことで成長できてるかなと思います。クローザーは言い過ぎなんで。(中川)皓太の負担を3分の1ぐらい減らせるように残りのシーズンも頑張っていきたいと思います」。と更なる高みを目指し、進化を続けている。
公開日:2021.05.27
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