プロ初勝利に続き2日連続で好投を披露した齋藤友貴哉
5月29日にメットライフドームで行われた西武ライオンズ戦に、3番手でマウンドに上がった齋藤友貴哉は、1回7球1安打無失点と前日のプロ初勝利に続き、2日連続で好投を披露し、存在感を放った。
1点を追いかける8回に3番手でマウンドに上がった齋藤友貴哉は、先頭打者の中村剛也を1球でセンターフライに打ち取ると、栗山巧にセンターへヒットを許すも、呉念庭を初球でバント失敗に誘い、ダブルプレーに陥れ、わずか7球で西武打線を抑え込んだ。
この試合154キロを記録した力強いストレートを軸にした投球で、西武打線を抑え込んだ齋藤友貴哉は、「大事な場面で自分の仕事を果たすことができた。次回は三者凡退でチームに勢いをつけられるような投球をしたい」。と振り返った。
齋藤友貴哉は、前日28日の試合で2点を追いかける8回に登板し、無安打無失点の好投で阪神タイガースに攻撃の流れを作り、直後に佐藤輝明の1試合3本目となる勝ち越し3ランホームランなど一挙5点を奪う逆転劇を呼び込み、プロ初勝利をマークしていた。
プロ初勝利をマークした齋藤友貴哉に対し、矢野監督は「ちょっとね、中継ぎも苦しくなってきてるところで、こうやって出てきてくれると助かるし。元々ボールの強さとかそういうところはあるピッチャーなんで。こういう1個1個を自信にして、もっと貪欲にやってくれたら、あいつ自身の人生も変わるし、チームとしても助かるんで」。と疲れが見え始める中継ぎ陣の救世主として期待を寄せていた。
矢野監督の期待に応える2試合連続無失点の好投を披露した齋藤友貴哉には、中継ぎ陣の救世主として強力なパ・リーグ打者を相手に自慢のストレートで抑え込んでもらいたい。
公開日:2021.05.30