4試合連続安打中の陽岱鋼
6月6日に行われたイースタン・リーグの西武ライオンズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した陽岱鋼は、5打数1安打と最後の打席でヒットを放ち、4試合連続安打を記録し、1軍昇格へアピールした。
9回1アウト走者なしの場面で打席に立った陽岱鋼は、西武ライオンズ5番手・田村伊知郎の初球148キロのストレートを捉え、ライト前ヒットを放った。
5日の試合では3回1アウトから増田陸が三塁打を放ち、1アウト3塁のチャンスの場面で打席に立った陽岱鋼は、西武ライオンズ先発の本田圭佑の5球目143キロのストレートをセンター前に弾き返し、先制となるタイムリーヒットを放ち、「打ったのは真っ直ぐです。陸が作ってくれたチャンスだったので先制出来て良かったです。引き続き、謙虚に頑張ります」。と1軍昇格へ懸命に結果を残した。
陽岱鋼は、コンディション不良のため、3軍で調整を行っていたが、5月25日に、3月28日のイースタン・日本ハムファイターズ戦以来、58日ぶりに3軍戦で実戦復帰を果たし、1安打2四球とバッティングの状態を確認し、29日から2軍に合流して、7試合に出場し、5試合でヒットを放っている。
丸佳浩が打撃不振で2軍に降格し、石川慎吾や立岡宗一郎を1軍昇格させるなど、外野のスタメンが定まらない状況となっている巨人打線にとって、陽岱鋼の復活は好材料だ。
原監督も陽岱鋼の打撃復調の知らせを受け、1軍昇格を目論んでいる。
交流戦残り6試合の中で、陽岱鋼が1軍に昇格し、シーズン序盤の遅れを取り戻す活躍を見せられるのか注目だ。
公開日:2021.06.08