いま一度「定位置」の意味を考えさせられる良い機会だった
6/13の巨人vsロッテ戦。
「シフト」について、いままで多くの人が思っていたであろうことが起こった。
場面は3回裏、ロッテの攻撃。バッターはマーティン。
巨人はいわゆる「マーティンシフト」を敷いた。引っ張る傾向のあるマーティンの打球に対応するために内野陣は全体的にファースト方面に寄った。
具体的にはサード・岡本和真はショートの定位置付近を守り、ショート・坂本勇人はセカンドベースよりも1塁側を守っていた。
結果、サードベース付近はガラ空き。マーティンはプッシュバントで誰もいないサードに転がして内野安打を拾った。
「シフト」に対しておそらく誰もが「これをやればイイんじゃないか」と思っていたことをマーティンがやった。
やられた巨人は次のマーティンの打席からシフトをやめた。
こういったことは、個人の判断でやることではなくチーム判断。すなわち、原辰徳監督の判断だ。それが裏目に出た。
交流戦を負け越し、2位とはいえ阪神に7ゲーム差をつけられた状況。
ここのところ原辰徳監督の采配が上手くいっていないことが少し心配だ。
とはいえ、休養を挟んで金曜日からは阪神と3連戦。最低2勝1敗。理想は3連勝。
オールスター前に「阪神優勝濃厚」となりセ・リーグの火が消えることのないよう、巨人にはぜひ健闘してもらいたい!
公開日:2021.06.14