通算250号まであと1本の坂本勇人
6月18日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース戦に、「5番・遊撃」で先発出場した坂本勇人は、3打数無安打1四球とノーヒットながらも、フォアボールを1つ奪い、初回に出塁した。
右手親指骨折で離脱していた坂本勇人は、11日の千葉ロッテマリーンズ戦から1軍復帰し、復帰初戦でいきなりマルチヒットを放つなどブランクを感じさせない活躍を見せており、「もう大丈夫ですよ。離脱していた分、しっかりとチームに貢献したい」。と語っていた。
そんな坂本勇人に期待が高まっているのが、あと1本に迫る通算250号ホームランの達成だ。
さらに、通算250号目を放つと、遊撃手として出場した試合では249本塁打となり、現ヤクルトスワローズ2軍監督である池山隆寛に並ぶ最多となる。
守備の負担が大きい遊撃手で本塁打を量産した選手は、長い歴史の中でも池山隆寛のほか豊田泰光、宇野勝など数えるほどしかいないが、遊撃手で249本塁打を放ち、“日本一のショート”に王手をかける。
通算250本塁打を前に坂本勇人は「そうなんですね。自分の1本1安打が、勝ちにつながれば何よりもうれしいです」。と意気込んだ。
リーグ戦再開後初の試合は、3打数ノーヒットに終わった坂本勇人だが、阪神タイガースにこれ以上離されないように、1本1安打をいつも通り積み重ね、通算250号ホームランも通過点とし、あっさりと達成してくれそうだ。
坂本勇人のバットから通算250号ホームランがいつ飛び出すか注目だ。
公開日:2021.06.19