断トツの首位打者登場間近のウィーラー
6月19日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース戦に、「2番・左翼」で先発出場したゼラス・ウィーラーは、4打数1安打と2試合連続安打を放ち、巨人の勝利に貢献した。
初回、1アウト走者なしの場面で打席に立ったウィーラーは、阪神タイガース先発の伊藤将司の4球目129キロのカットボールをセンター前に弾き返し、出塁すると、丸佳浩がライトへのツーベースヒットを放ち、1アウト2、3塁のチャンスを演出し、岡本和真の先制となる犠牲フライを呼び込んだ。
この試合もヒットを放ち、打率.339と高打率を残すウィーラーだが、現在の打率ランキングには、名を連ねていない。
現在のセ・リーグ打率ランキングは、1位/菊池 涼介(広島カープ).312、2位/佐野 恵太(DeNAベイスターズ).311、
3位/ビシエド(中日ドラゴンズ).304となっており、打率.339のウィーラーは間違いなく首位打者なのだが、ランキングには名前がない。
その理由は規定打席に到達していないことが原因だ。
規定打席は消化試合数の3.1倍というルールとなっており、6月19日の試合を終えた段階で巨人の消化試合数は66試合で、66×3.1=204.6となり、207打席が規定打席となる。
しかし、ウィーラーは昨日の試合を終えた段階で203打席と規定打席に届いていない為、打席ランキングに名前がないのだ。
本日20日の試合を終えた段階で規定打席は208打席となる為の今日の試合でウィーラーが5打席立てば、首位打者に一気に躍り出る。
本日の試合で巨人打線が首位阪神タイガースに猛攻を仕掛け、ウィーラーが打席に立つ機会が多くなれば、今日中にウィーラーが首位打者に立つことになりそうだ。
公開日:2021.06.20