勝ってても負けてても投げる「便利屋ピッチャー」が一番ツラい!!
「中継ぎ投手の難しさ」を田原誠次さんに語ってもらった。
先発ピッチャーは初回に3点取られたとしても、そのあと8回まで抑えればOK。
スタメンの野手も3打席連続三振をしても、4打席目でサヨナラホームランを打てばOK。
最初がダメでも後から巻き返しが効くのだ。
しかし、「中継ぎ投手」は違う。
打たれれば、もう巻き返しは出来ない。
逆に3イニング投げるとして、8人の打者を完璧に抑えても9人目にホームランを打たれたらトータルで見て「中継ぎ失敗」となるポジションなのだ。
「いつ肩を作ればいいのか?」ということも難しい。
「常に作っておけばいいじゃないか」と思われるファンの人もいるかもしれない。
しかし、そんなことをしていたら肩が1年間持たない。
「自分がどのタイミングで投げるのか?」を自己判断して肩を作らないといけないのだ。
肩を作っても試合に出ないことも多々ある。先発投手には絶対にないことだ。
非常に難しく、もしかしたら野球において最も難しいポジションは「中継ぎ投手」ではないかと思わせる田原誠次さんのトークだ。
公開日:2021.06.29