今季初の猛打賞を記録した山下航汰
6月30日に行われたウエスタン・リーグの千葉ロッテマリーンズ戦に、「5番・右翼」で先発出場した山下航汰は、3打数3安打1四球と今シーズン初の猛打賞を記録し、支配下登録へ向け、アピールした。
2回先頭打者で打席に立った山下航汰は、千葉ロッテマリーンズ先発のアコスタの初球142キロのストレートをレフトへヒ運ぶと、4回ノーアウト1塁の場面で、再びアコスタの3球目142キロのストレートをセンターに弾き返し、チャンスを拡大すると、6回2アウト走者なしの場面で千葉ロッテマリーンズ3番手・南昌輝の2球目1420ロのシュートをライト前ヒットとし、今シーズン初の猛打賞を記録した。
今シーズン初の猛打賞、4出塁を記録した山下航汰は「とにかくアピールする立場ですので日々を必死な気持ちで挑んでいます。今日の結果に満足する事なく、もっと貪欲に色々な事を吸収して結果にこだわってアピールしていきたいです」。と支配下登録へ意気込んだ。
山下航汰は昨年、開幕前に右手首付近の有鈎骨骨折で手術をし、1軍出場は適わず、骨折完治後も右肘を痛め、シーズン終盤までリハビリが続き、今シーズンは支配下選手から育成選手に移行され、背番号「099」で再スタートを切り、支配下登録を勝ち取り、再び1軍の舞台へ立つために、3軍からはい上がってきた。
山下航汰の今シーズン初の猛打賞の活躍に、以前から期待を寄せている原監督も熱視線を送っており、支配下登録もすでに検討段階に入っている。
イチロー以来27年ぶりの高卒1年目でのファーム首位打者を獲得した山下航汰が、支配下登録を勝ち取り、1軍の舞台へ舞い戻り、岡本和真を超える逸材と言われる実力を思う存分発揮する姿が見られる日が待ち望まれる。
公開日:2021.07.01