骨が若いと内臓や血液も元気!
頭蓋骨は脳を、肋骨は肺や心臓などを、骨盤は膀胱や女性の子宮などを守っています。歳をとってひどい猫背になると、胸の容積が小さくなって肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまうことも。
また、骨はカルシウムの貯蔵庫です。カルシウムは骨の成分になる以外に、免疫や止血の機能、全身の細胞の情報伝達、筋肉の収縮などさまざまなはたらきをしているため、血液中の濃度を一定にしておく必要があります。
そのため、血液中のカルシウムが減った際は、骨を溶かしてカルシウムを取り出しています。さらに骨の中の空洞には骨髄がつまっていて、赤血球や白血球などの血球もつくっています。
つまり骨は、単にからだの支柱になるだけでなく、全身の臓器のはたらきや、からだの元気を支える重要な臓器なのです。
【書誌情報】
『1日1分!!一生歩ける骨づくり』
監修:林泰史
(原宿リハビリテーション病院 名誉教授)
誰もが一生、若々しく元気に過ごしたいと思っています。そのためには、骨の健康を最優先で考えてみるのもよいかもしれません。スカスカの骨では、転倒、骨折、寝たきりを招いたり、いつのまにか骨折で、背中や腰が丸くなってしまうことも。骨を強くするためには、「1分の骨刺激と1杯のホットミルク」を取り入れましょう。すると骨から若返りホルモンが出て、いろいろな病気の予防に役立ち、お肌も若返る。毎日が活動的になり、元気に過ごせばまた骨が刺激されるという嬉しいサイクルが生まれます。この本で骨の大切さを知り、一生折れない、一生歩ける若々しさを手に入れましょう!
公開日:2019.12.02
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