規定打席到達で首位打者に浮上した島田海吏
7月4日に行われたウエスタンリーグのオリックスバファローズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した島田海吏は、6打数3安打4打点1HRと今シーズン4度目の猛打賞を記録し、1軍再昇格へアピールした。
3回、ノーアウト1塁の場面で打席に立った島田海吏は、オリックスバファローズ先発の増井浩俊の4球目132キロのフォークを泳ぎながらもセンター前に運び、チャンスを拡大し、井上広大のタイムリー二塁打、陽川尚将の2ランホームランを呼び込むと、4回1アウト1、2塁のチャンスの場面では、再び増井浩俊の5球目130キロのフォークを捉え、タイムリーヒットを放ち、7回ノーアウト1、3塁のチャンスの場面で、オリックスバファローズ5番手・黒木優太の4球目ストレートを弾き返す3ランホームランを放ち、今シーズン4度目の猛打賞を記録した。
7月1日の広島カープ戦に続き、この試合で今シーズン4度目の猛打賞を記録した島田海吏は、規定打席に到達し、打率.313で、小野寺暖を抜き、ウエスタン・リーグの首位打者に浮上した。
今シーズンは5月に代走要員で1軍昇格を果たした島田海吏だが、7月1日の広島カープ戦では2打席連続のタイムリーヒットを含む猛打賞を記録し、この試合も3ランホームランを含む猛打賞に4打点の活躍を披露し、ここ4試合の打率.583と打撃絶好調で、ウエスタン・リーグの首位打者に躍り出た島田海吏を矢野監督も代走要員ではなく、打撃を評価し、1軍再昇格を目論んでいる。
ウエスタン・リーグの首位打者となって1軍昇格を果たした小野寺暖が、5日に1軍登録を抹消され、小野寺暖からウエスタン・リーグの首位打者を奪った島田海吏に1軍昇格のチャンスとなる可能性もあるが、現実的にはこの試合2ランホームランを放ち、打撃好調で1軍での実績がある陽川尚将が1軍昇格となりそうだ。
しかし、島田海吏にも1軍昇格のチャンスは必ずやってくる。
打撃絶好調を維持し続け、島田海吏が1軍再昇格を果たし、少ない打席のチャンスの中でどのようなバッティングを披露するのか注目だ。
公開日:2021.07.06